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台湾の漫画賞・金漫奨発表 最高賞は阮光民さんの手に
日付:
2017-09-18

台湾の漫画業界で最高栄誉とされる「ゴールデンコミック奨」(金漫奨)の第8回授賞式が9月12日、台北市内で行われました。最高賞の年間漫画大賞を受賞したのは、漫画家の阮光民さんの作品「用九柑仔店1」。阮さんは同作で青年漫画賞も獲得し、ダブル受賞を果たしました。 

金漫賞は台湾の国産漫画の育成を目的として政府が創設した賞です。今回は漫画大賞のほか、新人賞やクロスメディア展開賞、漫画編集賞、児童漫画賞など10部門が設けられました。合計賞金は195万台湾元(約713万円)に上ります。応募件数は過去最多の209件で、その中から22件がノミネートされました。 

2部門を受賞した「用九柑仔店1:守護暖心的所在」は、「柑仔店」と呼ばれる台湾の昔ながらの万屋(よろずや)を通じて、若者の成長と人生における学びを描いた作品です。作者の阮さんは、将来的に柑仔店が消える時代が来るかもしれないと危惧した上で、「創作者は歴史の架け橋としての役割を果たす存在。漫画を通じて、かつてあったことを歴史として残したい」と漫画制作に込める思いを明かしました。また、同作の制作時、経済的に困窮しており、一度は完成を諦めようと思ったこともあったと告白し、「ダブル受賞で賞金を獲得できたことが何より。これから半年間、お金に困らなくて済む」と笑いました。 

特別貢献賞は、台湾の漫画産業が最も困難な時期に出版社を創立し、人材育成などによって台湾の漫画史に大きく貢献したとして、漫画家の許貿淞さんに贈られました。 

授賞式には、蔡英文総統も出席しました。蔡総統は漫画やアニメーション産業の発展を重視する姿勢を示し、創作環境の整備や作品発表ルートの多元化、ACG(アニメ・漫画・ゲーム)産業の育成強化など6つの政策を発表しました。 

金漫賞は今年、初めて規模を拡大し、9月11、12日の2日間にわたって商談会や国際シンポジウム、産業ビジネスマッチング会などが開催されました。
 

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