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台北映画賞、湾生の画家描いたドキュメンタリーがノミネート
日付:
2017-05-17

優れた台湾映画を表彰する「台北映画賞」(台北電影奨)の2017年のノミネート作品が5月16日、発表されました。長編フィクション部門には興行収入4500万台湾元(約1億7000万円)を超えるヒットを記録したサスペンス「目撃者」や昨年のゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)で6部門にノミネートされた「マンダレーへの道」(再見瓦城)などが名を連ねています。ドキュメンタリー部門には、日本統治時代の台湾に生まれた、いわゆる“湾生”の画家、立石鐵臣をテーマにした「湾生画家・立石鐵臣」が入選しました。 

この日、台北市内でノミネート発表会が行われ、入選40作品の代表者が出席しました。

「湾生画家・立石鐵臣」は立石の作品や当事者の証言、孫娘のナレーションを通じ、政治や経済、家庭が立石の芸術に与えた影響を探るという作品です。独特の視点で第2次世界大戦前後の台湾の歴史を捉えています。台湾の映像作家、クオ・リャンイン(郭亮吟)氏と東京情報大の藤田修平准教授が監督を務めました。昨年の台湾国際ドキュメンタリー映画祭(台湾国際記録片影展)では観客賞を受賞しています。

短編部門には、脚本家の女性を強姦した罪で服役中の映画監督、チャン・ツォーチ(張作驥)受刑者がメガホンをとった「鹹水鶏的滋味」もノミネートされました。命の教育の教材として刑務所の主導で作られた作品で、受刑者の嘆きと郷愁が描かれているということです。

 同賞は台湾の身分証または居留証(ARC)を持つ監督が製作した作品が対象になっています。長編フィクション、アニメーション、短編、ドキュメンタリーの4部門が設けられ、それぞれ10作品がノミネートされました。入選作品の監督のうち、半数以上が同賞初ノミネートだということです。今年の応募総数は293本でした。

授賞式は7月15日に台北市内で行われます。 

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